疾患について

2016.03.01

進行した手根管症候群について

手根管症候群が進行すると、しびれに加えて、親指の付け根の筋肉が、しぼんでいきます。その結果、ボタンはめ、その他のつまみ動作が、困難となります。神経伝導速度検査では、正中神経の運動神経末梢潜時が測定困難となります。筋肉の萎縮(しぼむこと)が進むと、手根管開放術という手術の後も筋力の回復は困難となります。したがって、手根管症候群による筋萎縮が生じた場合は、手術を早く行った方がよいということになります。筋肉の萎縮が進んだ後も、手術によりしびれは改善します。
当院で正中神経の末梢潜時が測定困難な状態で手術を行った例では、術後2カ月の検査で、約30%で潜時が測定可能となっており、6カ月までには約45%が測定可能となっていました。潜時の測定が可能となったということは、筋肉が電気刺激で動き出したということになりますので、ボタンはめ、その他のつまみ動作の機能も改善が見込まれます。

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