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2020.10.20

慢性腰痛(持続する腰痛)

 慢性腰痛は現代社会でよく起こる障害です。数十年前であれば、受診時に問題なしと言われて済まされましたが、今日の生活や仕事の環境の中では見過ごせない障害となっています。このような慢性腰痛には運動療法(運動器リハビリテーション)が有効との学会報告や研究発表がみられる様になってきました。当院でも、慢性腰痛で受診をされる方が増加しており、運動療法を取り入れています。若い人では運動器リハビリテーションのみで症状が軽快することが多く、中高年ではリハビリテーションに加えて、薬物用法を加えると効果が期待できます。

2020.10.20

遠方からの受診で手根管症候群の日帰り手術を希望のお方へ

 遠方から来院で、当院での日帰り手術(手根管症候群に対する鏡視化手根管解放術)をご希望な方は、以下のことを調べた後に事前にお問い合わせいただけると、初診来院日に手術可能なこともあります。1)他院で診断を受けており、投薬治療で効果が出ない。または、手術が必要と言われていること。2)現在服薬中の薬の名前がわかっていること。3)健康診断やその他で、糖尿病の有無がわかっていること。糖尿病で加療中の場合は、ヘモグロビンA1cの数値。また、凝固機能検査ができれば行っていること。

 当院受診時に手術の対象となるかは、問診や検査により判断いたしますが、事前連絡により日程調整の上で受診いただけると、即日手術が可能なこともありますのでお知りおきください。

 

 

2020.10.07

手根管症候群の外来(日帰り手術)の状況

手根管症候群に対する関節鏡視下手根管解放術を行っていますが、今年の2月に新型コロナウイルスの感染症が広まり出してから、手術用手袋、手術用の滅菌ガウンが手に入りにくなっています。感染対策のために需要が増加していると思われます。本年6月末までに、119件の関節鏡視下手根管解放術を行いましたが、当面は材料仕入れの困難が続くと思われます。手術は、外来手術(日帰り手術)で行っているため、通常どおりには行っております。バネ指や、ドゥケルバン腱鞘炎の手術も同様に行っております。

また、院内の待合室や、リハビリテーション室では、椅子ごとまたは、リハビリベッドごとにパーテションを設置し、職員もフェイスシールドを装着しています。

また、当院来院時には、患者様及び各職員の検温も実施し感染対策も行っています。

 

2019.10.11

発見と工夫

 今年、9月末までに当院で行った手根管症候群に対する内視鏡下手根管解放術は188件でした。当院が開院してからの件数は、約900となりました。手術件数が増加するにつれ発見があります。そのうちの一つが、手根管症候群で圧迫を受ける正中神経の経路です。人によりその位置が微妙に異なっています。

 内視鏡下手根管解放術では、ポータルと言う皮膚に開ける穴の位置は決まっているのですが、その通りに行うと開けた穴のすぐ真下に正中神経があったことが、4−5件ありました。そのまま内視鏡を入れると神経を傷めるため、穴の位置をずらす必要が生じます。

 後で穴の位置をずらすことを避け、神経の障害を防ぐため、現在は超音波エコーで術前に神経の位置を確認し、皮膚に神経の位置に印をつけ、その位置に応じて穴の位置を決定するようにしています。

 このように、改良をかさねてより円滑で、安全な手術を行うようにしています。

 

 

 

 

2019.01.30

昨年の手術件数

昨年12月までの1年間で、鏡視下手根管解放術、バネ指に対する腱鞘切開術、デケルバン腱鞘炎に対する手術、拘縮肩(四十肩、五十肩)に対する授動術を行いました。鏡視下手根管解放術184件、腱鞘切開術57件、拘縮肩(四十肩、五十肩)に対する授動術27件でした。

2018.09.28

四十肩、五十肩のリハビリテーションと授動術

四十肩、五十肩は、整形外科的な表現としては拘縮肩となります。拘縮とは関節が固くなり自身のみならず他人の力でも関節をよく動かせなくなっている状態です。当院ではこのような肩関節にリハビリを行い治療しています。しかしながら、固くなってからの期間が長いと、リハビリを数カ月行っても動きの改善が得られないことがあります。当院では固くなった肩関節に授動術を行い、肩の動きをよくするように努めています。授動術を行うと、関節を包んでいる袋が「ボリボリ」といった音を立て剥がれ動きがよくなります。腕が肩の高さくらいまでしか腕が上がらない人も、他動すなわち他の人の手の力でまっすぐ上にがるくらいになることもしばしばです。関節の袋が剥がれて動きが良くななった後は、自力で、腕の動きが改善すると良いのですが、授動術後1ヶ月程度で、動きを見ると固くなって腕が上がらなくなっている人がいます。このような人は一般的に、症状が出てから長い人が多く、筋肉も固くなり伸び縮みしにくくなっているようです。筋肉はリハビリを続けると伸びが良くなるようですが、1年以上かかる人もいます。このような長期の治療は避けるため、肩の動きが悪くなってから、2−3ヶ月のうちには、リハビリを開始すべきと考えています

2018.09.12

手根管症候群の重症度としびれの回復について

神経筋検査装置による神経伝導速度の測定

当院では5年前の開院以来、手根管症候群に対する内視鏡下手根管解放術を行っています。本年は8月末までに122手に手術をを行っています。腱鞘炎を伴っている人、重症で母指球筋の萎縮が顕著の人もいます。また透析の患者さんもいます。手術前には、必ず神経伝導速度を検査で測定しています。正中神経の運動神経末梢潜時という数字で4.0を超えると異常として良いと考えています。数字が大きいほど悪いのですが、中には10を超える人や、重症のためこの数字が測定不能の人がいます。術前の数字が良い人ほど術後のしびれの改善は早いのですが、7.5程度まで人は、術後1−2ヶ月のうちにしびれが消えてしまうことがほとんどです。

2017.12.27

今年の手根管症候群の手術件数について

今年もあとわずかとなりました。今年1年に当院で鏡視下手根管解放術行った件数は154件でした。過年度の結果も含めよく再評価を行い、より良い結果が得られるように工夫したいと思います。

2017.12.20

重度の手根管症候群の術後回復

手の痺れを主体とする手根管症候群の中で、術前の正中神経伝導速度の末梢潜時が測定不可能なものがあり、その多くでは、親指の付け根のいわゆる母指球筋の萎縮が顕著に見られます。このレベルの手根管症候群は、手術の対象となります。当院のデータでは、術前の末梢潜時測定不能例のうち術後2ヶ月目に測定が可能となったものの割合は、41.8%(36/86),6ヶ月目までに測定が可能となったものの割合は、54.7%(47/86)でした。測定が可能となるということは、母指の付け根の筋肉が回復し、動気がよくなったことになりますので、ものをつまむ動作が改善してくることになります。

2017.10.31

手のしびれと手根管症候群

手のしびれの原因となる手根管症候群ですが、日常診療でこの疾患の診断を受けられない方がしばしば見受けられます。ご自身での判断材料とするため、手根管症候群に見られる手のしびれの特徴を述べたいと思います。科学的、統計学的な解析は行っていませんのでご了承ください。
1)手指に限るしびれ、2)早朝や深夜に強いしびれ、3)小指はしびれない、4)握っている・手指を使っているっているとしびれが増す、5)両手指のしびれ、6)首を反らしても手や腕の痛みしびれが増さない、7)財布の小銭が取り出しにくい、
以上のうち、3項目以上が該当する場合、手根管症候群に詳しい医師に受診することをお勧めします。

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