疾患について

2016.12.14

手根管症候群とばね指

当院で手術を行った手根管症候群の患者様のうち、現在調査できている初期108人中、38人の患者様がばね指の診断で、注射または手術を受けていました。割合は35.2%でした。ここには腱鞘炎の診断で手術や注射を受けた人は入っていません。また、腱鞘炎であっても特別な処置を行っていなかった人の数も入っていません。このことから、手根管症候群の患者様では、ある程度ばね指または腱鞘炎が合併していると判断できました。引き続き、調査継続する予定です。

2016.11.08

手根管症候群の術後回復と痛み

手のしびれの原因の一つである手根管症候群に対して、当院では鏡視下手根管開放術を行っています。本疾患では、正中神経が手根管と呼ばれる手掌のトンネルの中で圧迫されて起こります。圧迫が起こると正中神経の能力が低下して神経の電気刺激を伝える速度が低下します。例えれば、携帯電話やインターネットの通信速度が落ちることと同じです。この電気刺激を伝える速さを測定する機械が、神経筋刺激装置です。当院では、術前と術後に計測しており、ほぼ全例(98.5%)で数値の改善が見られています。。手術前の症状で、しびれの改善は、術前の神経障害の少ない人ほど早く改善する傾向があります。夜間や早朝に生じる強い痛みやしびれ(いわゆる夜間痛)は、通常手術当日の夜から改善しています。一方の術後に生じる創部痛(切ったところの痛み)ですが、個人差あるものの3-6カ月くらいの間に軽快していきます。とはいうものの痛みを耐えて待つのがつらい人もいます。この場合、手掌痛と呼ばれるものに対しては低出力レーザーの照射や手根管内へのステロイド注射により症状が改善が見られます。また、時に生じる切開創の痛みには、ステロイドのテープを貼ることが有効です。

2016.09.26

鏡視下手根管開放術

開業し3年半が過ぎようとしています。開業当初より、クリニックで行える手術は行うという方針で、手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術を行ってきました。大病院に比べかかりやすいようにするため、手術日は、月、火、水、金と比較的曜日の選択をしやすいようにしています。今年は9月初旬までに100名の方に同手術をお受けいただきました。神経伝導速度検査も必要があればすぐに行うようにしていますが、検査に集中している間に次の患者様の待ち時間を増やしてしまう場合があります。受信し易さを含め、より良い結果が得られるように、工夫していこうと考えています。

2016.03.01

進行した手根管症候群について

手根管症候群が進行すると、しびれに加えて、親指の付け根の筋肉が、しぼんでいきます。その結果、ボタンはめ、その他のつまみ動作が、困難となります。神経伝導速度検査では、正中神経の運動神経末梢潜時が測定困難となります。筋肉の萎縮(しぼむこと)が進むと、手根管開放術という手術の後も筋力の回復は困難となります。したがって、手根管症候群による筋萎縮が生じた場合は、手術を早く行った方がよいということになります。筋肉の萎縮が進んだ後も、手術によりしびれは改善します。
当院で正中神経の末梢潜時が測定困難な状態で手術を行った例では、術後2カ月の検査で、約30%で潜時が測定可能となっており、6カ月までには約45%が測定可能となっていました。潜時の測定が可能となったということは、筋肉が電気刺激で動き出したということになりますので、ボタンはめ、その他のつまみ動作の機能も改善が見込まれます。

2016.01.29

昨年(2015年)の手術件数

昨年度の鏡視下手根管開放術な件数は120件でした。腱鞘切開術は、38件でした。
両方(鏡視下手根管開放術と腱鞘切開術)の手術を同時の行った人は11人でした。
昨年は、末梢神経学会で鏡視下手根管開放術後の集積データに発表を行いました。今年も、
調査を継続し、手術治療の改善に役立てたいと考えています。

2015.12.07

人工透析と手根管症候群

人工透析を長年受けているとアミロイドという物質が骨・関節に沈着します。手根管という手の付け根にアミロイドがたまることにより手根管症候群が生じることが知られています。透析に伴う手根管症候群は、手術後もアミロイドの沈着により数年後に再発することもあります。再発例でも手根管開放術は有効であると考えられています。当院でも透析で再発した手根管症候群で手術を行っていますが、2度目以降であってもしびれは改善しています。

2015.08.18

鏡視下手根菅開放術が200例を超えました。

当院が開院し2年4か月、手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術を開始しほぼ2年が過ぎました。透析中の患者様も含め多数の患者様に受診いただき、200件の手根管症候群の手術を行いました。過去のデータを分析しよりよい治療につながるようにしたいと考えております。

2015.04.17

昨年の手根管症候群の手術件数

昨年の手術件数をお知らせいたしましたが、手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術は、87件ではなく103件でした。訂正いたします。

2015.04.01

昨年の手術数

当院が開院してから約2年がたちました。ここで昨年1年の手術の件数を調べてみました。手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術は87件、ばね指に対する腱鞘切開術28件でした。
ちなみに拘縮肩いわゆる四十肩,五十肩に対する非観血型関節授動術は64件、手指授動術14件でした。  

2015.03.11

鏡視下手根管開放術

当クリニックが開院し1年10ヶ月が過ぎました。一昨年の夏頃、クリニックの諸業務になれたあたりから手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術を開始し、一昨年末から週2回程度行える様にいたしました。手術時間は長いものでないので1日何回でも行える心意気なのですが、内視鏡の機器の一部は、ガス滅菌をという時間と手のかかる滅菌が必要となるため、安易に数を増やすことが出来ません。徐々に体制を改良し、現在、数3回程度、この手術が行える様になりました。2014年末までには、100例以上の手術件数となりました。当クリニックで開放術をお受けいただいた患者様には大変感謝しております。

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