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リウマチの治療と生物学的製剤

関節リウマチは、四肢の多数の関節に痛みと骨の破壊を生じ、放置していると関節の変形から四肢の機能障害を生じる厄介な疾患です。痛みは徐々に生じるため、仕事や運動による疲労や痛みと誤解してしまうこともあります。ただし、関節の腫れが続くと関節の動きが悪くなります。両手や両手指が1ヶ月以上痛む場合は診察をうけ、必要に応じ血液検査を受けます。血液検査では、抗CCP抗体、リウマチ因子、CRP、MMP−3が高くなることが特徴的です。骨の破壊が生じる前に治療を開始すると現在ではあまり重症にはなりません。飲み薬としてはメトトレキサートを使用することが一般的で、効果が不十分な場合は生物学的製剤と言われる注射薬を使うことが多くなっています。現在では生物学的製剤は後発品も含めると10種類程度あり、注射の間隔や費用が異なっております。年齢や症状などに合わせ使い分けることがあります。当院では多種の生物学的製剤を取り扱っています。