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高山陣屋にいってきました。


 高山陣屋に行ってきました。陣屋とは、おおむね1万石以下の藩が構えたいわゆる役所で、数万石以上の藩では城を築き、役所として使っています。したがって、小さなし城と言ってよいもかもしれません。各地にある陣屋の中には、水堀を持ち石垣で囲まれた立派な陣屋もあります。この高山陣屋は、堀や石垣はありません。江戸時代の役所の構造や役割を学ぶ上では貴重な場所です。
 場所は、岐阜県の高山駅から徒歩10分程度で高山の中心街の端にあります。江戸時代の初めころは、飛騨高山藩主の金森氏の屋敷であったのですが、1692年に幕府の直轄領なってから、代官所として用いられるようになりました。近代では、1969年まで、県事務所として利用され続けていたとのことです。
 陣屋の前では朝市が開かれており、路の際には朝市に訪れるとよいと思います。