疾患について

2016.01.29

昨年(2015年)の手術件数

昨年度の鏡視下手根管開放術な件数は120件でした。腱鞘切開術は、38件でした。
両方(鏡視下手根管開放術と腱鞘切開術)の手術を同時の行った人は11人でした。
昨年は、末梢神経学会で鏡視下手根管開放術後の集積データに発表を行いました。今年も、
調査を継続し、手術治療の改善に役立てたいと考えています。

2016.01.29

四十肩・五十肩の治療

四十肩・五十肩は、肩の痛みの原因としてよく語られていますが、これは医学用語、医療用語ではありません。また、医師以外の方が四十肩・五十肩という場合のどのような状態のことを指して言っているかあいまいなことが多いようです。医学的には、有痛性肩関節制動症または拘縮肩といった疾患名で呼ばれています。この疾患は、種々の原因により肩関節を包んでいる袋である関節包というものが、小さくなり結果として関節の動きが制限されるものです。
関節の動きが制限された状態を拘縮といいます。拘縮は、初期の状態であれば、リハビリテーションにより改善します。時間がたつと関節の内側がくっついて小さくなり、関節の動きが悪くなります。このため、関節包が小さくなった状態では、くっついた関節の内面をはがす必要があります。これには、手術をして切ってはがす方法と医師が手を使って引きはがす方法があります。前者を観血的関節授動術といい、後者を非観血的関節授動術といいます。
当院では拘縮肩に対して非観血的関節授動術を行っております。高度の拘縮肩も場合は、まず授動術を行った後にリハビリテーションを行うと、より良好な関節可動域が得られます。

2016.01.04

江戸東京博物館に行ってきました

江戸東京博物館は、JR両国駅から徒歩数分のところで両国国技館の隣にあります。館内には、江戸時代から現代に至るまでの東京の街並や庶民の暮らしの様子が展示されています。江戸城の本丸、二の丸御殿の模型が展示してあり、城ファンにも楽しめるところです。
だだし、江戸城本丸は城としては広大すぎて、城というより官庁街といった感じです。写真の本丸内に高くそびえ立っている天守閣は、1650頃の明暦の大火で消失して以来、再建されていません。また、忠臣蔵で有名な浅野内匠頭による吉良上野介への刃傷事件が起きた松の大廊下の模型も展示されています。
また、江戸庶民の暮らしを実感できる長屋の模型や屋台の模型も楽しめます。

江戸城本丸

本丸内、松の大廊下

江戸市中の寺子屋

寿司の屋台

2015.12.07

人工透析と手根管症候群

人工透析を長年受けているとアミロイドという物質が骨・関節に沈着します。手根管という手の付け根にアミロイドがたまることにより手根管症候群が生じることが知られています。透析に伴う手根管症候群は、手術後もアミロイドの沈着により数年後に再発することもあります。再発例でも手根管開放術は有効であると考えられています。当院でも透析で再発した手根管症候群で手術を行っていますが、2度目以降であってもしびれは改善しています。

2015.10.05

四十肩五十肩に対する肩関節授動術について

当院開院からの肩関節授動術の件数が100を超え117となりました。過去2年間の合計が109で年50です。肩関節授動術はいわゆる四十肩五十肩で医学的にいう拘縮肩の治療です。四十肩五十肩の症状は頑固な痛みとともに肩関節が動きにくくなることです。種々の原因で関節を包んでいる関節包という袋の容積が小さくなり関節が動きにくくなっています。基本はリハビリにより肩の動きを改善させることですが、関節の袋がかなり小さくなると改善しません。小さくなる原因としては、関節包という袋の内面を覆っている滑膜という絨毯(じゅうたん)の様なものが互いに絡まり内面が小さくなることです。授動術によりこの滑膜の絡まりを引きはがします。全身麻酔をかけ、メスで切り離す方法もありますが、局所麻酔を行い、徒手的(手の力)ではがすことも多くは可能で外来診療中に行えます。当院ではこの方法を行っています。

2015.09.24

国宝松本城に行ってきました。

末梢神経学会の開催地の松本には国宝の松本城があり、合間に城見物をしてきました。
松本城には現在12しか残存していない天守閣の1つがあり、五層六階という規模は姫路城に次ぐ大きなものです。
1593年(文禄2年)~1594年(文禄3)に築城 。1871年(明治4年)に廃城
天守建造年:大天守は1615年(慶長20年)。乾小天守は1591年(天正19年) – 1592年(文禄元年)建造という説があります。

松本城天守閣松本城天守閣

松本城案内図松本城案内図

2015.09.23

学術集会で発表しました

長野県の松本で行われた末梢神経学会学術集会に参加いたしました。
当院で、手根管症候群の手術前後に行っている神経伝導速度検査のデータをまとめ発表いたしました。開業前に学会発表を行ってから
4年ぶりの発表です。大学病院や基幹病院の様な研究発表はできませんが、治療の改善のため、学会で研究発表を行いたいと考えています。

2015.08.18

鏡視下手根菅開放術が200例を超えました。

当院が開院し2年4か月、手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術を開始しほぼ2年が過ぎました。透析中の患者様も含め多数の患者様に受診いただき、200件の手根管症候群の手術を行いました。過去のデータを分析しよりよい治療につながるようにしたいと考えております。

2015.07.10

拘縮肩(いわゆる四十肩、五十肩)について

当院では、拘縮肩に対して肩関節授動術を行ってきました。
拘縮肩とは、種々の原因で肩関節を包んでいる袋のような関節包が縮まってしまい、
腕が上がらなくなったり、後ろに回らなくなってしまうものです。理学療法士などの訓練士
によるリハビリで動きが改善することも多いのですが、こうしたリハビリでも動きが改善しない場合や、腕が水平方向まで持ち上がらないといった極度の運動制限がある場合、徒手授動術が有効となります。
当院での授動術の件数はこのほど100件を超えました。術時には多少の痛みを伴いますが、器械で温めるといった治療に比べ格段の効果が得られます。いわゆる四十肩、五十肩でお困りの方にはご受診いただければと考えています。

2015.06.19

整形外科疾患と漢方薬

整形外科の疾患では、いわゆる西洋薬が効かず漢方薬で効果が得られる疾患があります。また、西洋薬とともに用いてより一層の効果を示すものもあります。
当院では治療にしばしば漢方薬を用いております。漢方薬のお話をしてみたいと思います。なお、漢方薬は、製薬会社で調合されて、適応症(適応症状)が登録されているものについては、保険適応となっています。当院で処方する漢方は保険のきくものです。
漢方薬は上記の通り生薬(通常は草木)調合してエキスを抽出し粉末の薬としています。整形外科領域(整形外科医)の間で一番知られているものは、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)であると思います。この薬は、足がつったとき(こむら返り)に著効を示します。甘草の名の通り甘みがあり飲みやすい薬です。副作用として、むくみ、血圧低下、筋力低下、しびれなどがあります。偽アルドステロン症といって、血中のナトリウム値、カリウム値が変化することから生じます。長期にわたり飲み続けている場合は注意が必要です。

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